俳優のイ・ギョンヨンの地上波テレビへの復帰が取りやめになった。

イ・ギョンヨンは２１日に初放送される民放ＭＢＣテレビ（文化放送）の新しい水木ドラマ『帰ってきた一枝梅（イルジメ）』（脚本：キム・クァンシク＆ト・ヨンミョン、演出：キム・スヨン、ファン・インレ）でカメオとして撮影を終えた。


しかし一歩遅れてカメオ出演の報告を受けたＭＢＣテレビが、内部の規定を理由にイ・キョンヨンが出演する部分を削除する方針を決めた。

ＭＢＣドラマ局の関係者は「今日開かれた制作発表会でイ・ギョンヨンがカメオ出演したという事実に初めて接した。社会的に物議を醸したイ・ギョンヨンはＭＢＣの内部審議の規定上、放送出演が不可能だ」とした後「『帰ってきた一枝梅』はイ・ギョンヨンの出演する部分を削除しなければ社内審議を通過できない。外注制作会社の帰責事由に当たるだけに、協議を経て再撮影またはほかの案を講じる予定だ」と明らかにした。

『帰ってきた一枝梅』は現在、外部の制作会社「ＧＰワークショップ」が制作を受け持っている。イ・ギョンヨンのカメオ出演は、７日、ソウル劇場（ソウル中区）で行われた『帰ってきた一枝梅』の制作発表会で初めて公開された。イ・ギョンヨンは当初、同ドラマの第１話で劇中一枝梅（チョン・イルウ）の初恋の相手、ダルイ（ユン・ジンソ）の父役として登場する予定だった。

一方、０１年に未成年者との援助交際が発覚し、活動を自粛していたイ・ギョンヨンは、０５年に映画『愛の傷』（棕櫚の森）で芸能界にカムバックしたものの、依然ドラマには復帰できずにいる。