ソウル南部地検は６日「仮釈放できるよう助ける」として、収監者の家族から数千万ウォン（約百万円）を受け取った疑いで、ソウル永登浦（ヨンドゥンポ）刑務所の矯正担当の公務員、ユン某容疑者（４１、第７級）を逮捕した。

検察によると、刑務官歴１７年のユン容疑者は、０６年１２月に横領容疑で懲役４年の刑を言い渡され、収監された中小企業社長のキム某被告から「仮釈放に備え、受刑者生活に対する評価を有利にしてほしい」という要請とともに、キム被告の親類から５００万ウォン（約３５万円）を振り込んでもらった。

ユン容疑者は同年６月、キム被告から「仮釈放を助けてくれれば、２０００万ウォンを追加で渡す」と提案された後、手付金として再び１０００万ウォンを受け取ったという。検察によると、同容疑者は仮釈放後もキム被告に会ってお金を受け取るなど３回にわたって計２２００万ウォンを受け取っていた。