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19歳になったフィギュアスケートの金妍児(キム・ヨナ、京畿道軍浦市修理高校)が自身の日常のあれこれを打ち明けた。人気芸能人を見て不思議に思ったり、大学生活に向けた期待感などは抱いても、ボーイフレンドは考えたこともなく、酒も選手生活を終えるまでは飲まないつもりだという。
電子メールを通したインタビューで、キム・ヨナが近ごろ考えていることや目標を尋ねてみた。
◇「芸能人からのアプローチはない」=グランプリファイナルが開催された昨年12月、キム・ヨナは以前とは違う人気を実感した。取材陣およそ100人が常に同行し、すべての訪問先で歓声を浴びた。昨年5月に帰国した際には、キム・ヨナは帽子もかぶらず、素顔でコーヒーショップを自由に出入りできた。
彼女は「今後はひとりで外出し、友達に会うのは不可能になりそうだ。食事に出かけたとき、ご飯を一口食べるのも大変だった」とし「当惑してはいるものの、不思議で面白いと思うこともある。スポーツ選手としての基本を妨げない範囲内で人気を楽しむ方法を習わなければと思っている」と話した。
数回にわたるテレビ番組の出演やCM撮影で、芸能人にも会った。彼女は「テレビでしか見たことのない人に実際に会ってとても不思議だったが、その人たちがむしろ私にサインを求めてきた。でも、男性としてアプローチしてくるケースはなかった。ただひたすら頑張ってほしいと励ましてくれた」と語った。
◇「生まれ変わってもフィギュア選手になりたい」=今春、キム・ヨナは高麗(コリョ)大学に入学する。しかし彼女の日常は変わらない。キム・ヨナは「大学に入学はするものの、正常な講義聴取は厳しい状況であることも知っている」とした後「みんなは大学に入学すれば合コンやデートを楽しむと思うけれど、私には無理と思う。こうしたことは、少なくとも2010年のバンクーバー冬季五輪までは夢として大事にしまっておきたい」と話した。
「万一生まれ変わって‘平凡なキム・ヨナ’と‘今のキム・ヨナ’のうち選択をするとしたら、どうするか」と質問すると彼女は「大衆の関心を集めても集めなくても、スポーツ選手の人生は平凡だとは言えない」と言った。‘生まれ変わってもキム・ヨナはフィギュア選手’というわけだ。彼女は「今の人生にも感謝し、満足しているが、万一人気がなかったとしても私は頑張って生きていただろう」と‘クール’に語る。
◇「ボーイフレンドはまだ、酒も飲まない」=キム・ヨナのイメージは「まじめかつ完ぺき」だ。彼女は「良い評価をいただくのはありがたいことだが、時々そのイメージに負担も感じる。私は決して完ぺきではない。運動することを除けば、私も平凡な女子学生であるだけだ」とした。でも彼女の生き方はイメージのようにまじめだ。
「ボーイフレンドや恋愛感情については考えてみたことがない。幼いころ、どんな味か知りたくて酒をなめてみたことはあっても、飲んだことはなく、選手生活を辞めるまでは飲まないつもり」と話す。キム・ヨナは「最近、経済状況が厳しいというニュースを見る。希望を与えるために私ももっと努力したい。今年、良い成績を上げて良いニュースを伝えたいと思っている」という新年の抱負を述べた。
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