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認知症女性の建物売却代金を横領した弁護士に実刑

ソウル東部地裁刑事第11部(部長判事:趙顯日)は29日、米国で独り暮らしをする認知症の女性イム某さん(79)の委任状を偽造し、イムさんが所有するビルを売却した後、代金を横領した疑いで起訴された弁護士、パク某容疑者(52)に懲役2年を言い渡した(中央日報6月23日付・11面)。

またイムさんが滞在中の米療養所まで訪問し、委任状に署名と虚偽の公証を受けるなどパク容疑者を幇助したチャ某容疑者(76)ら2人に対しても、それぞれ懲役1年6月が言い渡された。パク容疑者は05年、虚偽の委任状を用いてイムさんが所有するビル(ソウル恩平区仏光洞)を約19億ウォン(約14億円)で処分した後、契約金と中途金(不動産取引で、契約金と残金の間に払う代金)など約7億ウォンを横領したが、今年6月に発覚、逮捕された。

韓方(韓国の漢方)医師だったイムさんは離婚後、独り暮らしをしてきたが、40億ウォンに相当する不動産を国内に残したまま、97年米国に移民していた。

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