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今年の春に話題を集めたドラマ「オンエア」のもう一つの主人公は台湾観光地だった。 キム・ハヌルとパク・ヨンハが歩いた路地裏、ソン・ユナとパク・ヨンハが散歩した海辺は台湾の観光名所だった。
その裏には台湾観光庁ソウル事務所の王仁徳所長(61)がいた。 韓国の放送関係者に台湾を背景にドラマを作ろうと提案した人が王氏だった。 ドラマが放送されると、台湾を訪れる韓国人観光客は大きく増えた。 関連商品も人気を呼んだ。
01年に赴任し韓国で8年近く勤務している王氏は、韓国を「第2の故郷」と呼ぶ。 今月初め台湾に一時帰国した際も、テレビで放送されている韓国ドラマを見ながら一日を過ごすほどだ。
「韓国語が聞こえなければ何か落ち着かない。 今では‘パリパリ’(速く速く)スタイルにも慣れた」
赴任当時、台湾を観光する韓国人は年8万人にすぎなかったが、今年は12月中旬までに28万人が旅行した。 以前に勤務した東京でも、7年間で台湾を訪れる日本人観光客を年70万人から100万人に増やした。 秘訣が何か。
「需要の把握や市場調査も重要だが、何よりも‘見返りを考えずにもてなそう’という心で臨んだのがよかったようだ。 観光だけでなく台湾と関連したすべての分野に対して力になることを惜しまなかった。 それが自然に良い結果へとつながったようだ」
「清麹醤が好き、韓国は第2の故郷」…王仁徳氏(2)
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