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ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)代表チームの期待にもかかわらず、李承燁(イ・スンヨプ、32、読売)の合流は難しい見通しだ。体の状態と練習の日程上、来年2月に正常な打撃をするのは事実上不可能だからだ。
15日から自主トレを行っている李承燁は、最近、個人的な事情で1週間ほど休んだ後、26日から大邱(テグ)セジンスポーツクラブで再び体づくりに入った。
セジンスポーツクラブのオ・チャンフン館長は「スプリングキャンプまで1カ月しか残っていない。体力の回復に専念する予定」と明らかにした。これは昨年より半月、06年に比べると1カ月ほど遅いペース。
オ館長は「ペースが遅れているので2月1日のスプリングキャンプが始まっても打撃はまだできていないだろう。個人的な考えだが、日程上WBC出場は難しいだろう」と伝えた。
WBCアジア予選の初戦は来年3月6日(台湾戦)。WBCに出場する場合、2月中旬には打撃ができていなければならない。しかし李承燁は現在、体づくりの過程にあり、1カ月間で大会に出場する準備を終えるは難しい。
李承燁は先月帰国した際、「来年は所属チームに貢献したい。
この状態で代表チームに行けば恥をかく。冬の間は左手親指の筋力強化に専念する」とし、WBC不参加の意向を明らかにしている。李承燁は金寅植 (キム・インシク)代表チーム監督を訪れ、自身の考えを伝えて了解を求めた。
代表チームの関係者はまだ李承燁への未練を捨てられずにいる。しかし李承燁が1年間、試行錯誤をしながら苦しむ姿を見てきたため、合流を要請することはできない。大きな変化がない限り、李承燁のWBC参加は不可能だとみられる。
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