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現代・起亜車、賃金据え置き

 現代・起亜(ヒョンデ・キア)自動車が危機に備えるため、来年、課長級以上の管理職の賃金を据え置く。 また工場勤務時間を短縮し、柔軟生産体制を導入するなど、急変する市場状況に積極的に対応することにしたと22日、明らかにした。 同社は今年の販売実績が当初の予想の480万台から420万台に落ちると見込んだ。 今月現在、海外在庫は106万台(3.9カ月分)に達している。

現代・起亜車は最近の世界的な販売不振を受け、先月から残業・特別勤務を工場別に廃止した。 また起亜車の京畿道所下里(キョンギド・ソハリ)工場で「カーニバル」と「プライド」を同時に生産する柔軟生産体制を導入した。 それでも在庫が減らないため、「グレンジャー」「ソナタ」など中大型車を生産する忠清南道牙山(チュンチョンナムド・アサン)工場の生産体制を17日から夜昼各4時間ずつに転換した。 全州(チョンジュ)工場のバス生産ラインも夜昼2交代から昼1交代制に変更することにした。 中大型車の販売減少は来年上半期まで続く見込みで、牙山工場も昼1交代勤務を検討している。

管理職の賃金据え置きは生産職にも影響を及ぼすとみられる。 労組員の社員・代理級を除いた課長級以上の賃金をまず凍結する。 これとともに会社側は来年上半期、労組との賃金交渉で賃金据え置きを提示することにした。 同社は06年にも課長級以上の賃金を凍結している。 双竜(サンヨン)自動車はすでに来年まで課長級以上の賃金を凍結した。


こうした非常経営は世界の自動車業界も同じだ。 トヨタは今年100万台を減産する。 派遣社員および非正社員6000人に対しては雇用契約を延長しないことにした。 来年の販売目標は前年比180万台減の750万台と見込んだ。 日産は国内外の生産台数30万台を減産し、非正社員1500人を減らした。



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