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LG電子は売上の大部分を海外で上げている。生活家電(DA)部門の海外売上の割合は81%で、これでも低いほうだ。ホームシアター、光ストレージなどを担当するデジタルメディア(DM)部門は96%に達する。同社のマーケティング強化はそのまま輸出督励となる。
LG電子は今年、家電・ディスプレー・携帯電話の主力分野で世界3位に跳躍している。DAは昨年の連結業績基準で11兆8000億ウォン(約8100億円)の売上を記録し、営業利益も7000億ウォンを超える。
今年に入り第3四半期まで99億ドルの売上を達成した。米ワールプール(146億ドル)と欧州のエレクトロラックス(122億ドル)に次いで3位で、営業利益率は5.5%と高かった。今年5月に訪韓したトヨタ自動車の張富士夫会長は、10秒以内に冷蔵庫・エアコンを1台ずつ生産する昌原工場の効率性を見て「すごい」と感嘆した。
毎年売上額の5%を研究開発に投資し、ダイレクトドライブ(ドラム洗濯機)、リニアコンプレッサー(冷蔵庫)のような新技術を確保したことも競争力の源だ。デジタルディスプレー(DD)部門も昨年5位にとどまった液晶テレビのシェアを最近になり3位に引き上げている。DD事業本部長の姜信益(カン・シンイク)副社長は、「2010年までに売上200億ドルを達成し、世界のフラットテレビ市場を先導するだろう」と述べた。
LG電子、「消費者の心を読んだ製品」で家電世界3位に(2)
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