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大学路工事現場から「身元不明の白骨遺体14体」見つかる

建物の撤去工事が行われたソウル鐘路区大学路(チョンノグ・テハンロ)の現場から十数体の白骨遺体が見つかり、国防部と警察が背景の捜査に乗り出した。

警察が21日に発表したところによると、先月28日、ソウル鍾路区蓮建洞(ヨンゴンドン)の韓国国際協力団(KOICA)のビルで行われた撤去工事の現場から遺体14体が見つかり、現場の労働者が所轄の区役所に申告した。

遺体は同ビルの敷地の地下空間にあった。国防部は韓国戦争(1950~53)当時の韓国軍戦死者の遺体である可能性があるとして、発掘作業を行った。だが遺体の服装などから考えて、兵士の遺体ではないとみられている。国防部当局者は「遺体が発見された現場は、かつてソウル大病院があった場所だ」とし「日本による植民支配時代(1910~45年)に病院で解剖用として使い、解剖後に捨てた遺体のようだ」という見方を示した。


最近国防部から遺体を受けとった警察は、遺体が韓国戦争当時に犠牲になった民間人であるとみて捜査中だ。警察当局者は「遺体が発見された地下空間は、形態から考えて、防空壕(ごう)と推測される」とした後「防空壕に避難したが犠牲になった人の遺体である可能性が高い」という認識を示した。

警察は22日、国立科学捜査研究所に遺体への遺伝子鑑定を依頼する予定だ。しかし鑑定を行っても、身元情報の確認は難しい見込みだ。警察当局者は「遺体が見つかった場所の倉庫は建設から30年以上も経っており、鑑定ができるかどうかも疑問視される」とした上で「鑑定の結果、性別、年齢などが分かっても、犯罪行為とのかかわりを裏付けられる証拠がなければ、遺体は変死体として処理される」と明らかにした。



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