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読売ジャイアンツの李承燁(イ・スンヨプ、32)のオフシーズンのキーワードは「スピード」だ。 このため体重を例年より10キロ近く落とした状態でトレーニングを開始した。
李承燁は今週から大邱池山洞(テグ・ジサンドン)のセジンスポーツジムで自主トレーニングに入った。 今月初め、李承燁は個人トレーナーであるセジンスポーツジムのオ・チャンフン館長に「今年の冬の目標はスピード」と伝え、オ館長はこれに合わせたプログラムを準備した。
李承燁の現在の体重は91キロ。 昨年のこの時期は100キロ近かった点を勘案すれば、かなり絞り込んでいる。 1カ月間ソウルに滞在しながら体重調整とランニングを続けてきた。
オ館長は「李承燁は自分の短所を絶えず補完していく選手。 来季は91-92キロの体を維持するのが適正だと自ら考えているようだ」と伝えた。
しかし現在の体では筋力が十分でないため、来年1月末までに95キロまで上げ、スプリングキャンプで自然に3-4キロ減量する計画だ。
李承燁は04年に千葉ロッテに入団した後、ずっと「パワーアップ」に力を注いできた。 日本投手が投げる回転力の強い球を打ち返すためには筋力の強化が必要だったからだ。 李承燁はオフシーズンに100キロ近い体を作った後、スプリングキャンプを経てシーズン中95-96キロを維持した。
しかし野球人生最悪の不振を経験した今年は方向を転換した。 今シーズンの不振の原因の一つがスピードの低下だったからだ。 左手の痛みはスイングスピードを落とし、打撃と守備でも全体的に瞬発力が以前より低下した。
オ館長は「体重と力は比例する傾向があるが、李承燁は体重91-92キロの状態でもパワーは十分だと感じている。 したがってスピードの向上に焦点を合わせている」と話した。
左手親指の心配もなくなった。 李承燁は先月帰国した際、「親指の痛みはなくなった。 筋力さえ高めればよい」と話した。 これに関しオ館長は「トレーニングの強度が高まれば、バーベルを持ち上げる際に握力が必要だが、この過程で左手の筋力も回復するだろう」と話した。
李承燁は来年1月末まで大邱で自主トレーニングを行う予定だ。 まだ始まったばかりだが、目標を定めてスタートしただけに、意欲的にトレーニングに取り組んでいる。
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