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済州道(チェジュド)がドル高に伴う「観光特需」を得ている。
クリスマスと年末年始を迎え、通常海外に向かっていた観光客の多くが旅先を済州道に変えるに伴い、「観光特需」の兆しが出ている。今月に入って不況が影響し、14日まで済州観光客は約16万9000人と、前年比4%減になった。しかし20日以降、宿泊業者と観光地の予約率が反騰している。
済州道観光協会のムン・ソンファン空港案内所課長は「年末に入り、1日当たり最大約2万人の観光客が訪れるだろう」という見方を示した。西帰浦市の中文(ソグィポシ・チュンムン)観光団地の新羅(シルラ)ホテル。429室を備えた同ホテルは今月24~27日の客室予約が事実上難しい状態だ。年末年始の31日と1月1、2両日の予約率は90%の水準だ。大韓、アシアナ両航空の済州行きの便は、来週中旬からは80%以上の予約率となっており、レンタカー会社およそ30社は例年を20%以上も上回る予約率(50~70%)を見せている。
済州大(観光開発学)の張聖洙(チャン・ソンス)教授は「ドル高の余波が短期的に国内観光市場を生かす反射効果につながっている」とした後「新しい冬季観光商品の開発とイメージ・チェンジなど、長期的な受け入れ態勢が整う場合、低迷する国内観光を回生させる絶好のチャンスになり得る」という認識を表した。
済州市西埠頭と西帰浦天地淵(チョンジヨン)広場付近の刺し身通りなども「2~3割引」を決めるなど顧客を引き寄せるために努めている。済州道のコ・ギョンシル文化観光交通局長は「この傾向が続けば、過去最大となる年間580万人の達成も可能だ」と話している。
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