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三星電子、次世代TFT技術を開発

三星(サムスン)電子総合技術院が次世代ディスプレーなどに広く使うことができる新技術を開発した。三星電子は電気電子工学者協会(IEEE)主催で15日(現地時間)、米国サンフランシスコで行われた世界電子素子学会(IEDM)で「非晶質酸化物薄膜トランジスター」(TFT)という技術を発表した。IEDMは半導体分野世界3大学術の集まりの1つだ。

発表した技術は1種類の酸化物質を利用してTFTを作った既存技術(シングルチャンネル)と違い、2つの種類の酸化物質を付けて作ること(デュアルチャンネル)だ。電子移動の程度が大きい酸化物と電圧を調節することができる酸化物を接合したものだ。このようになれば電子移動速度が以前より3倍早いTFTを作ることができる。

この技術は画質がすぐれたLCDを作るだけではなく、能動型有機発光ダイオード(AM OLED)、紙のように巻いたり折ったりできるフレキシブルディスプレーのような次世代ディスプレーとして適用できる。またこの技術で作ったTFT製品が透明であるため、ゴーグル、窓、自動車ガラスなどにも画面表示用途として使うことができる。


◆TFTLCD=薄いフィルム形態で作ったトランジスター(TFT)で作った液晶画面(LCD)。LCDは液晶に電圧を加えれば光を通過させる原理を活用したものだ。ガラス2枚の間に入れた液晶が光を通過させたり遮断させたりする役割をTFTがする。







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