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起亜(キア)自動車の「モーニング」が、景気低迷による軽自動車ブームに乗り、今年のベストセラーカー3位に浮上したことに続き、2位の座をも狙っている。
自動車業界が15日に発表したところによると、今年1月から11月までの起亜車「モーニング」の累計販売台数は7万7059台にのぼり、現代(ヒョンデ)自動車の「ソナタ」(11万4196台)、「アバンテ」(8万1839台)に次ぐ3位となった。
「モーニング」は特に、今年の月間ベストセラーカーとしては、首位を守ってきた「ソナタ」を11月に1094台差で抜き、1位(7596台)を達成した。
こうしてこの7年間、不動の2位を守ってきた「アバンテ」との開きも4780台(1~11月)まで狭めている。
軽自動車の一モデルが国内の乗用車市場でベストセラーの3位に進んだのは10年ぶり。国際通貨危機の最中だった98年にGM大宇(デウ)の「マティス」が計8万8951台を販売し、同年の販売トップとなった。経済状況が回復した2000年以降は、軽自動車が「ベスト5」に入ったことがなかった。
昨年1~11月まで売れた乗用車のうち、軽自動車が占める割合は11.5%にすぎなかったが、今年の同期間には18.3%と、6.8%も伸びた。起亜車関係者は「モーニングは現在、およそ1万7000台の出庫が待たれている」とした後「景気低迷で小型車を望む消費者が増えていることから、モーニングの人気は続くものとみられる」と話した。
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