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証券業界「三星電子は来年第2四半期まで赤字」



天下の三星(サムスン)電子もどうすることもできないのか。世界を強打する景気低迷の中、三星電子が今年第4四半期に赤字を出すとの見通しが相次いでいる。三星電子は四半期業績を公表し始めた2000年以降、一度も赤字を出したことがない。DRAM価格が原価割れを起こす激しいチキンゲームの中でも、半導体メーカーでは唯一三星電子だけが黒字を維持してきた。

最初に憂鬱な見通しを出したのはやはり外資系証券会社だった。クレディリヨネ証券(CLSA)は今月初め、三星電子が来年8000億ウォン(約530億円)の営業損失を出すとの見通しを示した。半導体価格の下落傾向が収まる兆しが見られないという理由だ。DRAMエクスチェンジの調査によると、今年半ばまで2ドルを上回っていた1GbDDR2DRAMの価格は12日現在0.59ドルまで下がった。競合メーカーが倒れるまで原価以下で量を浴びせるチキンゲームは最終局面に入ったが、今度は需要が深刻なほど減り始めたためだ。


これまではすでに赤字に苦しんでいた競合メーカーと異なり、三星電子は他の事業部門の善戦で赤字を出さないだろうという希望があった。しかし深刻な不況にこうした希望すら徐々に薄くなっている。需要減少で携帯電話と液晶テレビまで大規模赤字が避けられないというのだ。ウリィ投資証券のアナリスト、パク・ヨンジュ氏は、「第4四半期の平均ウォン価値が前四半期から29.2%も落ち、製品価格下落と利潤率低下で2420億ウォンの赤字が出るだろう」との見通しを示した。KB投資証券のアン・ソンホ首席研究員も、「情報通信部門を除いた全分野で営業損失が避けられない」としている。



こうした傾向は来年第2四半期まで続くという見方が証券業界の大勢的な分析だ。しかし国内証券会社は三星電子の業績が来年上半期に底を打ち、下半期からは上昇に転じるものとみている。一部競合メーカーが清算され生き残るメーカーも構造調整をしないわけにはいかず、半導体価格がまた回復するという根拠からだ。グッドモーニング新韓証券のキム・ジス研究員は、「過去の不況期にもサムスンの半導体部門が赤字を出したときがDRAM価格の底値だった」と指摘した。こうなると原価競争力が最も優秀なサムスンの利益改善幅が最も大きくなるということだ。キム研究員は、「株価はこれより先行するだけに、赤字が始まった次の四半期から反騰する可能性が大きい」と話している。



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