しかし野党は、基礎老齢年金の対象者が増えるなど自然増加の部分を踏まえれば、福祉予算がそれほど増えていないという主張だ。企画財政部は「支援システムを改編し、福祉予算を効率的に使って自立を支援することに焦点をあてた」と説明した。地方交付金の財源に使われていた総合不動産税の改編によって、財政が厳しくなっている自治体に配慮し、1兆9000億ウォン(約1200億円)を追加で地方に配分する。
◇インフラ投資を拡大=インフラ関連の予算は24兆6837億ウォンとし、これは今年より26%増えた額だ。この5年間、インフラ部門の平均予算増加率は2.5%だった。特に水資源関連の予算は今年より45%増えた2兆3164億ウォンに決まった。▽広域経済圏別の先導プロジェクト▽道路・鉄道の改良▽港湾背後団地の造成--なども反映された。地方の中小建設会社に仕事を与えるという側面も考慮された。
だが国会の審議過程で議論が広がり、インフラ予算は当初の案よりは1311億ウォン減った。予算全体の規模が拡大されるにつれ、分野別の来年度予算は全分野にわたって今年より増えている。しかしインフラをはじめ、国防(-1900億ウォン)、教育(-4000億ウォン)、行政(-2000億ウォン)、農林水産食品(-4000億ウォン)の部門は政府案よりは予算が削減された。特に国防予算の削減で、陸軍1、3軍司令部を統合し、軍システムを改編しようとしていた計画が遅れることになった。世界最高の性能を目指す「黒豹戦車」の事業費は144億ウォンのうち、74億ウォンが削減された。
来年度予算、雇用創出と資金不足の解消に集中(1)
◇インフラ投資を拡大=インフラ関連の予算は24兆6837億ウォンとし、これは今年より26%増えた額だ。この5年間、インフラ部門の平均予算増加率は2.5%だった。特に水資源関連の予算は今年より45%増えた2兆3164億ウォンに決まった。▽広域経済圏別の先導プロジェクト▽道路・鉄道の改良▽港湾背後団地の造成--なども反映された。地方の中小建設会社に仕事を与えるという側面も考慮された。
だが国会の審議過程で議論が広がり、インフラ予算は当初の案よりは1311億ウォン減った。予算全体の規模が拡大されるにつれ、分野別の来年度予算は全分野にわたって今年より増えている。しかしインフラをはじめ、国防(-1900億ウォン)、教育(-4000億ウォン)、行政(-2000億ウォン)、農林水産食品(-4000億ウォン)の部門は政府案よりは予算が削減された。特に国防予算の削減で、陸軍1、3軍司令部を統合し、軍システムを改編しようとしていた計画が遅れることになった。世界最高の性能を目指す「黒豹戦車」の事業費は144億ウォンのうち、74億ウォンが削減された。
来年度予算、雇用創出と資金不足の解消に集中(1)
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