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◇‘フィギュアの妖精’金妍児(キム・ヨナ)がミスを悔やみ、演技の直後に涙を見せた。
点数を確認するときから涙ぐみ始めた金妍児はリンクを出てロッカールームに入った後、涙を流した。金妍児は「緊張しないでおこうと思っていたが、緊張してしまったようだ。中国大会以上に大きな声援を受け、当惑した点もあった」とし「今日はそれでミスも出たと思う。緊張がほぐれた瞬間、涙が出てきた」と話した。
さらに金妍児は「ほかの選手が演技している間、気持ちを落ち着かせようと努めたが、トリプルルッツで失敗した。しかしほかの要素はうまく終えられたのでよかった」と安堵した。金妍児はミスを悔やみながらも13日に行われるフリーでの善戦を誓った。「今日はミスがあったが、明日は焦らず頑張るので応援してほしい。韓国での大会だけに明日は必ず良い姿を見せたい」と意欲を見せた。
◇金妍児が演技を終えた直後、観客席からは花や贈り物が雨のように投げ込まれた。金妍児が自国で出場する初の国際大会であるだけに、演技の途中にもファンの声援が多かった。
◇大会を生中継した民放SBSテレビ(ソウル放送)のコメンテーターとキャスターが、最も関心を集めた金妍児と浅田真央の演技で沈黙が長かったのは残念だった。特に金妍児がジャンプをミスした場面、浅田のルッツの加点について詳しい説明がなかった。
◇ネットユーザーは「金妍児が‘ホームアドバンテージ’で1位になったわけではない」とした。キム・ヨナのファンが集まるインターネット上のサイト「ディーシーインサイド(www.dcinside.com)」の掲示板には、「金妍児がルッツでミスしなければ彼女のショートプログラム(SP)は70点台の点数を受けたはず」と強調した。むしろ浅田真央のルッツに与えられた加点が納得できないという声もあった。
◇金妍児を待ち焦がれていた国内のファンらは、女子シングルショートプログラムがスタートする1時間前の午後7時ごろから客席を埋めた。金妍児だけでなく男子シングルのブライアン・ジュベール(フランス)などワールドスターにも熱い応援を送った。ジュベールは「韓国のファンは熱狂的だった」と驚いた表情を見せた。
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