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来年3月に開催される第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の指令塔になった金寅植(キム・インシク)監督(ハンファ)が頭を抱えている。
自ら「1次関門」と話す海外組の合流がうまく進んでいないからだ。 45人の候補選手リストを確定した1日から、金監督は人脈を総動員し、海外組の説得作業に動いている。 しかし10日以上経過しても収穫はなく、WBC代表チームには有難くないニュースが相次いで入ってきている。
‘国籍論議’まで覚悟して金監督が候補に含めた白嗟承(ベク・チャスン、サンディエゴ)は7日、米国へ向けて出発した。 メディアを通じて婉曲なWBC不参加意思を表明した白嗟承は、金監督の説得に対し、「もう少し考えてみる」という言葉を伝えたという。 しかし確答はせずに出国した。 WBCコーチングスタッフとの接点が減ったということだ。
朴賛浩(パク・チャンホ、FA宣言)のWBC合流も難しくなった. 米メディアは11日、朴賛浩のフィラデルフィア行きを予想した。 契約条件は明らかになっていないが、「1年契約・先発投手」の可能性が高い。 これは皮肉にも、朴賛浩が「この状況ならWBC参加は難しい」と前提にした条件と一致する。
李承燁(イ・スンヨプ、読売)のWBC参加の可能性は「0」に近づいた。 李承燁は候補選手が発表された後、韓国野球委員会(KBO)技術委員を通じて不参加の意思を再度伝えた。
金寅植監督も「この2年間、所属チームに貢献したものがない、と話していた。 体の状態も良くないようだ」とし、李承燁を最終エントリーから除く意向を表した。
日本行きを狙っている金東柱(キム・ドンジュ)も11日、ゴールドグラブ授賞式の前、「WBCについては慎重に話すしかない状況」とし、代表チーム合流が難しくなる可能性を示唆した。
1次エントリーに含まれた海外組は計8人。 中でも安堵感を与えてくれる選手が金炳賢(キム・ビョンヒョン、元ピッツバーグ)だ。 金炳賢は現在ソウルで個人トレーニングを行っている。
金監督は「所属チームなく1年を過ごしたが、投球は続けているし、体の状態も悪くないと聞いている」と伝えた。 金炳賢はすでに「WBCに参加する」という意向を表明している。
林昌勇(イム・チャンヨン、ヤクルト)と秋信守(チュ・シンス、クリーブランド)も無理なくWBCに参加できる見込みで、李炳圭(イ・ビョンギュ、中日)と李恵践(イ・ヘチョン、ヤクルト)も含まれる可能性が高い。
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