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韓国銀行、過去最大1%の金利引き下げ



「景気の過度な冷え込み防止に力入れる」

韓国銀行の金融通貨委員会は11日、市中の資金収縮を緩和するため、基準金利を年4%から3%に引き下げた。1%の引き下げは過去最大の下げ幅で、3%の基準金利は過去最低水準だ。これまで基準金利の最低値は2004~2005年の3.25%だった。韓国銀行はこの2カ月間で4回にわたり基準金利を2.25%引き下げたことになる。内需だけでなく輸出までも急激に冷え込んでおり、景気が予想以上に速いスピードで落ち込んでいるという危機感によるものだ。


韓国銀行の李成太(イ・ソンテ)総裁は、「韓国経済は相当期間、とても低い成長率を示し、雇用も大幅には増えないだろう。基準金利引き下げとともに金融市場安定のためいくつかの政策手段を活用したい」と述べた。韓国銀行は同日に配布した資料で、「今後通貨政策は流動性状況を改善し景気の過度な冷え込みを防止することに主眼を置く」との考えを示し、追加で金利を引き下げる可能性に含みを持たせた。韓国銀行はまた、これまで銀行に制限していた買い戻し条件付債券(RP)の売買対象を機関に、証券会社12社を追加した。証券会社が保有する債券を韓国銀行が買い取る方式で証券会社に直接資金を供給する道を開いた。

金融研究院の申竜相(シン・ヨンサン)マクロ経済室長は、「攻撃的に金利を下げただけに、市場安定の効果があるだろう。供給された資金が回るようにするには貯蓄銀行やキャピタルなど銀行以外の金融機関の資金収縮を緩和し、銀行の企業構造調整を支援する案も積極的に模索する必要がある」と指摘している。



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