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<インタビュー>チョ・インソン「私は韓流スターではないので」



美しいマスクに心根まで美しかったら? 多くの女性および男性ファン、そして海の向こうの日本人ファンたちまで彼の魅力にはまってしまう理由を今にして知った。チョ・インソンは、本当に好青年だった。

拒むことなど考えられないマスクからしてそうだった。真っ直ぐ伸びた鼻、弓のような目に清い瞳がもたらした善良でソフトな印象が、初めて会った人でもほれぼれとさせる。「芸能人のオーラ」が感じられた。


言葉も本当に美しかった。芸能人たちがたいていインタビューの受け答えの練習をするといえども、彼の返事からはまじめさと率直さが自然に表れていた。例えば「チョ・インソンファンが国内はもちろん日本でも大騒ぎではないか」と言うと「私は韓流スターではないですから」と自分を下げた。常に謙遜しなければならないという強迫観念から出た言葉ではなく、自分に対する冷静な評価だった。加えて「今、私がこうして日本にすんなり進出することができたのも、よく考えれば先輩たちのおかげ」と話した。先輩たちへの感謝が表れていた。



『霜花店』の話題である情事シーンについては「ソン・ジヒョさんの方が女優としてもっと難しい決断と演技をした」と手柄を譲った。実は自分も1998年デビュー以来、初の露出シーン。「尻まで見せた」そうだが、相手女優のことを先に気にかけていた。「もしこの露出シーンで良い評価を受けたら、それは全面的にソン・ジヒョさんによるもの」と称賛した。

あまりに謙遜するので、むしろ自らストレスにならないかとまで心配した。彼は「実はそうだった」と言った。「たまに爆発したくなるときがあったが、公人として治めなければならないときが難しかった」とし「『霜花店』撮影中に全南求礼(チョンナム・クレ)にある寺に立ち寄って、僧侶から怒りの鎮め方を学んだ」という。相手の言葉に聞き入らず、心に聞き入るのがその方法だった。

『霜花店』を最後にチョ・インソンは軍に入隊する予定だ。父の影響を受け、すでに空軍に志願入隊を申請した。早ければ、来年春ごろには入隊するものとみられる。

「『卑劣な通り』から『霜花店』まで2年6カ月かかりました。軍隊での時間もこれと同じだと思います。準備の時間ですよ。代わりに作品だけは皆さんに認められたいです。完成された俳優よりは、常に発展の可能性がある俳優として歩んでいきたい、これが私の追い求める今の目標です」



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