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「韓国経済、来年中盤から徐々に回復へ」

国際通貨基金(IMF)が「韓国経済が来年第1四半期(1~3月)に底を打ち、中盤から徐々に回復する」と見通した。

IMFのスビル・ラル韓国担当課長は9日、ソウル小公洞ロッテホテルで世界経済研究院主催で開かれた朝食会講演会で「来年の中盤からは経常収支が黒字を記録し、物価上昇も緩んで韓国経済は回復傾向が見えるだろう」と述べた。今回、IMF協議団の一員として訪韓した。

ラル課長は韓国の来年経常収支に対し「輸入が減り、ウォン安になるなどの影響で黒字を記録する」とし「消費者物価上昇率もこれから下落状況を見せる」と見通した。「韓国銀行のシステムのファンダメンタル(基礎体力)は健全だ」と評価したが、ただ実物景気低迷と金融不安が互いに影響を与えながら状況が悪化することがあるとも述べた。


最近のウォン安による外国為替市場不安については「韓国の対外債券と債務を総合的に考慮すれば、現在の状況は非常に安定的(very comfortable)」とし、ウォン安は全世界流動性悪化によるデレバレッジ(借り入れ縮小)の結果で特別懸念するものではない」と説明した。

ラル課長は「韓国を含むアジア諸国の来年の国内総生産(GDP)成長率の見通しは下方調整される可能性がある」と話す。今後のIMFが韓国の来年の経済成長率の見通しをさらに下げることもあるという意味だ。先立って先月24日、IMFは韓国の来年の経済成長率を以前の3.5%から2%に下げた。韓国とIMFの間の協議は10日まで実施される。



<コラム>来年の経済、われわれの選択にかかっている

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