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秀作目指す「ドキュメンタリー韓流」の夢(2)

キム部長は「海外のドキュメンタリー分野でまだ扱われていない素材を見つけだし、制作方式においても、海外特に欧州市場を念頭に置いて制作する」とした後「アジア全体で通じる素材と接近で、NHKや英BBCに劣らないKBSブランドを作る考えだ」と意気込んでいる。



◇「脱理念」「脱政治」で多様化=これらの躍進は、ドキュメンタリー分野にも脱理念、脱政治の風が吹いていることを示す。『今なら話せる』(MBCテレビ)、『韓国社会を語る』(KBSテレビ)など、時事または告発性の、政治を中心とするドキュメンタリー一色から抜け出し、多様化を試みているということだ。『北極の涙』は地球温暖化を非難する声を高める代わりに、変わっていく北極の姿を静かに伝える。大型のドキュメンタリーではないが、時事的な主題と生活の現場を求めるKBSの『ドキュメンタリー3日』も、72時間にわたる日常を淡々とスケッチすることで優れた日常性とリアリティーを確保したと評価されている。


◇ドキュメンタリーブーム、どう持続させるべきか=視聴者の熱い反応が依然として広告収益につながらない中、こうしたドキュメンタリーのブームを持続させる方策にも関心が集まっている。KBSのキム・ムグァン部長は「BBCの看板ドキュメンタリー番組『生きている地球(Plant Earth)』は制作期間が4年、制作費が290億ウォンも費やされている」とした上で「公営性の象徴としてドキュメンタリーへの長期的な支援システムが必要とされる」と強調した。



秀作目指す「ドキュメンタリー韓流」の夢(1)

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