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秀作目指す「ドキュメンタリー韓流」の夢(1)

高品質かつ大作のテレビ・ドキュメンタリー番組が視聴者を魅了している。莫大な制作規模の大作に、政治・時事関連一色から抜け出し多様なテーマで勝負を決めようとしている。企画の段階から海外市場を狙い、「ドキュメンタリーの韓流」を夢見ている。



◇高品質・大型のドキュメンタリーあふれる=これらの大半が単発ではなく、少なくとも3部以上のシリーズ物だ。制作期間が1~2年で、制作費も各テレビ局で最高額を更新した。『北極の涙』(3部構成)が20億ウォン(約13億円)、『韓半島の恐竜』(3部構成)が16億ウォンだ。


昨年、大作ブームを主導した公営KBSテレビ(韓国放送公社)の『茶馬古道』(6部・12億ウォン)より劣るものの、『ヌードルロード』(6部)も9億ウォンだ。『アンデス』(6部)は2億6000万ウォンと低いほうだ。フルHDハンディカムの撮影である上、最先端のコンピューター・グラフィックなどを通じた映像美が卓越している。

『北極の涙』は360度回転できる航空専門の撮影装備「シネフレックス」で広大な北極をいきいきとした画面に収めた。そのほか、音楽(歌手ユン・サン、『ヌードルロード』)、ナレーション(俳優・アン・ソンギ、『北極の涙』)にも誠意を込めた。



◇「ドキュメンタリーの韓流」を巻き起こせ=当初から海外市場を視野に入れた国際性、普遍性も特徴だ。『茶馬古道』と『ヌードルロード』は、KBSの輸出型ドキュメンタリー『インサイト・アジア』のシリーズだ。『ヌードルロード』は司会者に中国系米国人のケン・ホームを採用した。

『インサイト・アジア』を総指揮するKBSのキム・ムグァン部長は「海外では司会者や企画者が誰か次第で購買が決まる」とした後「英BBCテレビの料理番組の司会者として有名なケン・ホームの出演だけでも、販路の開拓が有利になっている」と説明した。

7日のハイライトにあたる第1部の放送に続き、第2~6部を来年1~2月中に放送する『ヌードルロード』はすでに欧州、中東、アジアの8カ国に先行販売された。今年国際エミー賞でドキュメンタリー部門にノミネートされた『茶馬古道』は18カ国に輸出され、50万ドル(約4600万)に肉迫する販売高をあげた。



秀作目指す「ドキュメンタリー韓流」の夢(2)

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