政府は「米政府の公式の立場ではなく、米当局が修正措置を取るだろう」と収拾にあたった。しかし、このように簡単に済ませられない側面があることから、懸念がなくない。もちろん米国が北朝鮮の核保有を政府レベルで容認したとは考えにくい。「北朝鮮の核廃棄」を目指す6カ国協議が依然として稼働中だからだ。
今回の報告書も、核実験を行った北朝鮮の「核能力強化という脅威」に対処するレベルのものと考えられる。米政府も2030年代に核戦争があり得るという現実認識を踏まえたものであって、北朝鮮に核保有国の地位を付与したものではないと説明した。それでも神経を尖らせるほかない理由は、米国がこれまで北朝鮮の核阻止に向けた禁止線(レッドライン)について、あいまいな態度を取ってきたからだ。
今回の報告書も、核実験を行った北朝鮮の「核能力強化という脅威」に対処するレベルのものと考えられる。米政府も2030年代に核戦争があり得るという現実認識を踏まえたものであって、北朝鮮に核保有国の地位を付与したものではないと説明した。それでも神経を尖らせるほかない理由は、米国がこれまで北朝鮮の核阻止に向けた禁止線(レッドライン)について、あいまいな態度を取ってきたからだ。
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