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女優チェ・ジウ主演、SBSテレビ(ソウル放送)の水木ドラマ『スターの恋人』(脚本:オ・スヨン、演出:プ・ソンチョル)が、ドラマのために取材陣を利用したことをめぐり、激しく非難された。
チェ・ジウの所属事務所で『スターの恋人』の制作会社、オリーブナイン側は8日、ソウル東大門(トンデムン)のシネマコンプレックス「メガボックス」でドラマ撮影の現場公開を兼ねたインタビューを行うとして、マスコミ各社あてに報道資料を送った。しかし、実は記者らをドラマにカメオ出演させるために現場に集めたことが発覚し、取材陣の反発を買った。
同日の現場公開で予定されていた場面は、劇中トップスターのマリ(チェ・ジウ)が自身が出演した映画の記者試写会に出席した後、取材陣とのインタビューに臨むというシーンだった。だが『スターの恋人』の広報チームは、現場公開も行う前に、突然「記者の取材する姿がドラマに含まれるかもしれない」と告知し、取材陣をあ然とさせた。
ある記者は「事前の告知もないまま、取材陣を現場に誘導した後、カメオ出演させるのは、記者を欺いてドラマを広報する行為だ」と反発して現場を離れ、残った記者らも「インタビューの時間も十分に与えない上、現場公開でもこれといったシーンがなく、時間を無駄にした」と口を揃えた。
より呆れるのは現場公開の後に続いた、『スターの恋人』広報代行会社の報道資料だった。同社代表のチャン・サグク氏は9日「記者の皆さん、ありがとうございます」という見出しの報道資料を出し「国内のドラマと映画で、約70人の現職記者が集団でカメオ出演したのは今回が初めてだ」とし、現場公開が順調に行われたかのように包装した。記者を利用したもう一つの報道資料を記者あてに送る呆れた状況を演出したのだ。
SBS広報チームは「事前に現場公開がこうした形で行われるとは知らなかったために、当惑した」とした後「以前『オンエア』の撮影当時も広報会社が無理に記者をカメオ出演させようとして反発を買ったことがあったが、再びこうした騒ぎが起き、当惑している」と明らかにした。
一方、『スターの恋人』は10日から放送される。同日収録した場面は18日の第4話で放送される予定だ。
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