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映画監督の三谷幸喜(47)氏は喜劇分野のルネッサンスマンだ。演劇からスタートしてテレビ・映画の領域にも活動範囲を広げてきた。‘三谷師団’がいるほど、演劇・映画界の人脈が厚い。
韓国でも映画「ラヂオの時間」でその名を知られている。先月は三谷氏の演劇「笑の大学」がファン・ジョンミン主演で大学路(テハンノ)のステージで上演された。平日に客席が95%以上埋まる盛況ぶりだった。先月末まで予定されていた公演は今月14日までに延長された。戦争の時代に喜劇をなくそうとする検閲官と喜劇作家のコミカルな対決の話を描いている。
先週は三谷氏の新作映画「ザ・マジックアワー」が韓国で公開された。ボスの愛人と浮気してばれた最年少の組員の話だ。命乞いとして伝説の殺し屋をボスの前に連れて来なければならないが、思い通りにいかず、苦肉の策としてエキストラ俳優を騙して殺し屋に仕立てる。
幸喜という名前通り、すべての作品で幸福と喜びを追求する三谷氏に関心を抱き、電子メールでインタビューした。
--コメディーのジャンルを続けてきているが。
「人は幸せになるために生まれてきたが、世の中はつらい。自分が作った笑いで人々が喜ぶのを見ることほど幸せなことはない。これが今まで‘笑い’を追求してきた理由だ」
--活動領域が幅広い。
「演劇からスタートしたが、映画・テレビドラマにも演劇の要素が多い。映像を通じて演劇的な感じを伝えるときに生まれる笑いを表現してみたい。平凡な登場人物が特別な行動をするわけでもないのに、見ている人々の胸を感動させる話、悲しいあらすじでも、観客が笑わざるを得ない話が品のある笑いを与える」
--「ザ・マジックアワー」では‘嘘’と‘偽物’がテーマだが。
「偽物が本物になる話がいい。嘘で偽物が作られ、偽物が嘘を演じ、本物になる魔法を話してみたかった。素材は20歳代に読んだ新聞記事から得た。落ちぶれたヤクザが学生のアルバイトを募集し、映画の撮影だと騙して争いに連れていったという話だった。今、確認する方法はないが…。夢で見た記事だろうか?(笑い)」
--次回の作品は。
「構想中。確実なのは、次回も“コメディー!”ということ。今後、韓国文化のコンテンツを研究して作品を作ってみたい。韓国とは相性がいいようだ」
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