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若者層「ブランド品は買えないが小物だけでも」(1)



ソウル小公洞(ソゴンドン)のロッテ百貨店にあるプラダの売り場。入り口のすぐ前にある陳列棚に小さな熊の人形がついた携帯電話用ストラップ10個余りがぶら下がっている。1つ10万ウォン(約6200円)。バッグ1つで数百万ウォンのこのブランドでは最も安い商品だ。店員は、「価格に負担がなく大学生も多く買っていく」と話す。プラダはクリスマスを控えこの商品を3000個ほどイタリアの本社に注文した。昨年の2倍多い数量だ。

会社員のペ・ヘギョンさん(32)は最近、エルメスで30万ウォン台のネックレスを買った。「数千万ウォンのバッグを買えるような生活ではないが、ネックレスだけでもエルメスを持っているという満足感を感じる」という。


ブランド品のエントリーアイテム(入門製品)市場が急速に成長している。ブランド市場が拡大し上流層と大衆の需要がともに増えているためだ。特に年末を控えプレゼント用のエントリーアイテムのマーケティングが熱い。

◆エントリーマーケティングの強化=積極的にエントリーマーケティングに乗り出したブランドはプラダだ。年末を控え富裕層の顧客に販促品を送る予定だ。カタログには人気アイテムとなっている熊の携帯電話ストラップやキーホルダーが強調されている。グッチはキーホルダー用のキャラクター「Guccioli」の商品を多彩に準備した。最近は8万ウォン台の縞模様の携帯ストラップの種類を増やした。

同社関係者は、「小さな雑貨までブランドを好む人が増えている。限定輸入されるキーホルダーは通常3日で品切れになるほど」と話す。

エルメスも最近現代百貨店本店の売り場を拡張し、スカーフ・ネクタイ・ベルトを強化した。エルメス・コリアのキム・ジュヨン広報室長は、「エントリーアイテムの売上が昨年に比べ2けた伸びている」と話している。



若者層「ブランド品は買えないが小物だけでも」(2)

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