世界の自動車メーカーが厳しい冬を迎えている。韓国の自動車業界も対岸の火事と言っていられる段階を過ぎてだいぶ経つ。先月の国内販売は1年前より27%減少した。輸出もぱっとしないのは同様だ。現代(ヒョンデ)・起亜(キア)自動車の株価は2カ月間で半分となり、外資系証券会社は否定的な報告書を出している。しかしほとんどの専門家は今回の危機さえうまく乗り切れば大きなチャンスが訪れるとの見通しを出している。自動車需要が冷え込んだ先進国の販売割合が相対的に低く、米国・日本のメーカーに比べ小型車生産の割合が高いためだ。
◆「待てば春は来る」=破産の危機に追いやられている米国自動車トップのゼネラルモーターズ(GM)は昨年、米国と欧米(主要5カ国)の販売割合が56%だった。最近数年間で最大の伸びを示していたトヨタも44%だ。トヨタは日本の国内販売まで合わせると先進国での販売割合は73%に達する。これと対照的に現代・起亜自動車の先進国の販売割合は29%水準だ。最近の市場は新興国より先進国で需要が急速に減っている。国民のほとんどが自動車を保有している先進国では経済が悪化すると消費者が車を買い換えない。これと違いこれから自動車の普及が始まる新興国はそうはならない。新興市場の成長率鈍化が先進国より遅いこともこのためだ。現代自動車グループが米国や日本の競合社より相対的に不況の打撃を受けにくいということだ。
もっと重要なことは小型車生産の割合だ。景気が悪化すれば大きな車より小さな車を買おうとする人が増えるものだ。GMとトヨタの小型車生産の割合はそれぞれ30%台中盤だ。これに対し現代自動車グループは47%だ。もちろん小型車だけ多く売れれば平均販売単価が下がり企業の業績は悪くなる。しかし国内自動車業界は急速に進んだウォン安ドル高のおかげで損失を挽回している。
◆「待てば春は来る」=破産の危機に追いやられている米国自動車トップのゼネラルモーターズ(GM)は昨年、米国と欧米(主要5カ国)の販売割合が56%だった。最近数年間で最大の伸びを示していたトヨタも44%だ。トヨタは日本の国内販売まで合わせると先進国での販売割合は73%に達する。これと対照的に現代・起亜自動車の先進国の販売割合は29%水準だ。最近の市場は新興国より先進国で需要が急速に減っている。国民のほとんどが自動車を保有している先進国では経済が悪化すると消費者が車を買い換えない。これと違いこれから自動車の普及が始まる新興国はそうはならない。新興市場の成長率鈍化が先進国より遅いこともこのためだ。現代自動車グループが米国や日本の競合社より相対的に不況の打撃を受けにくいということだ。
もっと重要なことは小型車生産の割合だ。景気が悪化すれば大きな車より小さな車を買おうとする人が増えるものだ。GMとトヨタの小型車生産の割合はそれぞれ30%台中盤だ。これに対し現代自動車グループは47%だ。もちろん小型車だけ多く売れれば平均販売単価が下がり企業の業績は悪くなる。しかし国内自動車業界は急速に進んだウォン安ドル高のおかげで損失を挽回している。
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