タイはアセアン議長国の資格で15~18日、北西部都市チェンマイでアセアン+3(韓国・中国・日本)首脳会談を開催する予定だった。41年の歴史をもつアセアンが初めて憲章を制定して内部結束を強化しようとする歴史的会談だ。しかしタイ外務省は2日、この会議を来年3月に延期した。首脳会談までに新政府が構成できないと判断したためだ。ナタウットサイクア・タイ政府スポークスマンは3日「会議参加国政府に了解を求めた」と明らかにした。しかしベトナム、ラオス、カンボジアなど3カ国はタイ政府に議長国放棄を勧告した。バンコクポストは3日「今度の事態でタイは“ほほ笑みの国”というイメージを失った」と慨嘆した。
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