日本の放送局の映画制作への積極的な参加は最近特に著しい。今年の東宝興行作『ザ・マジックアワー』(フジテレビ)、『20世紀少年』(日本テレビ)などがまさにこのような例だ。テレビドラマの映画化も活発だ。『花より男子』『HERO』などテレビドラマをスクリーンに移した作品が大興行の成功を収めることは韓国でまれな現象だ。「ドラマの設定と人物を持ってきますが、リメークではなく、新しい話として作るのです。一番面白い場面は映画のためにとっておきます。現在、日本では放送と映画の壁がほとんどなくなりました」
富山氏はこれを「20年前から試みてきた制作委員会システムの成果」と強調した。日本では作品ごとに複数の投資社が制作委員会を構成し、投資のリスクを分散するのが普遍的だ。制作委員会には映画、放送、出版、CDなどメディア企業が主に参加することから、制作段階から協調し合うことが可能だ。富山氏は「広告収入の停滞により、新事業を探していた放送局側の理解と合致した」と説明した。
また富山氏は韓国映画の不振について「日本が国内観客を増やそうと努力したのに比べ、韓国は映画産業ブームとともにハリウッドや海外に進出しようとする努力を急ぎすぎたようだ」とし、言葉を慎んだ。今回の韓国訪問で撮影場やCG業者などを見学した富山氏は「(韓国映画界の)バブルが崩壊した今が韓日協調にはむしろ適した時期だ」と述べた。
富山氏は日本の怪獣映画の代名詞であるゴジラシリーズを長年にわたりプロデュースしてきた。
計27本のうち13本が富山氏の手を経て誕生した。ポン・ジュノ監督の映画『グエムル』については「ヒーローではなく、平凡な家族が怪獣に立ち向かう展開が印象的」とし「怪獣のデザインがあまりにもリアルに感じられたので、ゴジラのように多少誇張されていても、ファンタジーが感じられたらよかったのでは」と話した。
富山省吾・東宝映画社長の‘日本映画、復興の秘訣’ (1)
富山氏はこれを「20年前から試みてきた制作委員会システムの成果」と強調した。日本では作品ごとに複数の投資社が制作委員会を構成し、投資のリスクを分散するのが普遍的だ。制作委員会には映画、放送、出版、CDなどメディア企業が主に参加することから、制作段階から協調し合うことが可能だ。富山氏は「広告収入の停滞により、新事業を探していた放送局側の理解と合致した」と説明した。
また富山氏は韓国映画の不振について「日本が国内観客を増やそうと努力したのに比べ、韓国は映画産業ブームとともにハリウッドや海外に進出しようとする努力を急ぎすぎたようだ」とし、言葉を慎んだ。今回の韓国訪問で撮影場やCG業者などを見学した富山氏は「(韓国映画界の)バブルが崩壊した今が韓日協調にはむしろ適した時期だ」と述べた。
富山氏は日本の怪獣映画の代名詞であるゴジラシリーズを長年にわたりプロデュースしてきた。
計27本のうち13本が富山氏の手を経て誕生した。ポン・ジュノ監督の映画『グエムル』については「ヒーローではなく、平凡な家族が怪獣に立ち向かう展開が印象的」とし「怪獣のデザインがあまりにもリアルに感じられたので、ゴジラのように多少誇張されていても、ファンタジーが感じられたらよかったのでは」と話した。
富山省吾・東宝映画社長の‘日本映画、復興の秘訣’ (1)
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