|
安価な牛肉の登場を受け、豚肉が高級化を図ることで生き残りの道を模索している。大手スーパーでの米国産牛肉販売に伴い、肉の販売価格競争に火がつくと、流通業社らは高級豚肉販売で差別化戦略にでた。
「Eマート」は10月からソウル弥阿(ミア)店で伝統品種の‘在来豚’を販売している。‘在来豚’は外来種に比べ、重さは半分の60~70キロで飼育期間は約30日と長いが、歯ごたえのある肉で韓国人の嗜好によく合うという。経済性がないという理由から消えかけていたが、農村振興庁畜産技術研究所が2年間の研究を経て純粋な血統を復元、一部の農家で飼育している。
「Eマート」のチョン・ヨンジュ豚肉バイヤーは「韓国産の豚肉よりも安い米国産牛肉が出回っているうえ、輸入された豚肉の攻勢も手強い。豚肉も韓牛(韓国産牛肉)のように品質で勝負を分けることになるだろう」と話している。「Eマート」は4月から一部の店舗で豚肉も牛肉のようにランク(1+、1、2、3等級)分けして販売している。ランクと価格を考慮することで商品の選択を容易にしている。現在15カ所の売り場で導入されているが、今後はさらに拡大していく予定だ。
この記事を読んで…