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<ゴルフ>申智愛「あ、私のめがね…」



先週日本女子プロゴルフ(JLPGA)リコーカップLPGAチャンピオンシップで申智愛(シン・ジエ)が16位と不振だった理由はいろいろだ。

連続する強行軍で体力負担からリズムを崩したというのが1番目の理由だ。前の週に申智愛は100万ドルの優勝賞金がかかるLPGAツアーADTチャンピオンシップで優勝した。


優勝した先月24日の夕方にはリコーカップに出場するため飛行機を4回乗り換え日本に向かった。しかし午後7時30分の搭乗時間を午後0時20分と間違えていたためあわてた拍子にホテルにめがねを置いて出てきてしまった。

予備のめがねはあったが、1年間使ってきたパッドのある縁なしのめがねと違い、パッドが低いプラスチックフレームなのが問題だった。パッド付きめがねは網膜とレンズの間隔が通常12ミリメートルという。しかしパッドが低いプラスチックフレームのめがねを使うとこの間隔が8~10ミリメートルと短くなる。小さな違いだがカヤ大学のチャン・ジュンギュ眼鏡光学科教授は、「目とめがねの間隔が近くなると距離が短く感じられ、ものが大きく見える錯視現象が起きる」と説明する。このため申智愛は3・4ラウンドで3パットを3回もやった。プロ選手にとって3パットは致命的だ。

もうひとつ、申智愛は日本に到着した後、プロアマ大会を通じて1回コースを下見しただけで競技に臨んだ。疲労がたまりグリーンで錯視現象を感じた申智愛としては不慣れなグリーンを読もうと三重苦に苦しんだという話だ。



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