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盧前大統領の実兄、早ければ1日にも被疑者として召喚

最高検中央捜査部は30日、盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領実兄の盧建平(88)容疑者が、前農協中央会長の鄭大根(チョン・テグン、64、逮捕)容疑者に依頼の電話をかけた直後、農協が世宗(セジョン)証券の買収を決めたという内容を盛り込んだ文書を確保した。

検察は早ければ1日にも特定経済加重処罰法上の斡旋(あっせん)収賄容疑が持たれている被疑者として、盧建平容疑者を召喚する方針だ。

最高検の崔在卿(チェ・ジェギョン)捜査企画官は30日「農協投資金融本部が05年7月初めに世宗証券を優先交渉対象に選定したという、内部の報告資料を確保した」と伝えた。この時点は、盧容疑者が鄭容疑者に「(世宗証券側の)話を少し聞いてみるように」という電話をかけた直後だ。検察は、盧容疑者の電話が、世宗証券を買収優先交渉対象に選定する決め手になったものとみている。


これに先立ち検察は、世宗キャピタル社長の洪起玉容疑者(ホン・キオク、59)が、05年4月、チョン・サムファ容疑者(61)ら兄弟に頼んでから2カ月後に、盧容疑者と直接会っていたことを確認した。

盧容疑者は最近「(洪氏らと会った後)鄭前会長に電話をかけ、‘近くに住んでいる人々と会って話を少し聞いてみるように’と話した」と明らかにした。農協は内部の報告書を作ってから半年後の06年1月に、世宗証券を1103億ウォン(約71億円)で買収する契約を締結した。



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