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キム・ヨナはより大きなチャレンジを見据えている。グランプリ歴代最多連続優勝タイ記録だ。キム・ヨナは2006年と2007年にグランプリ・ファイナルで連続優勝した。今シーズンも優勝メダルを取れれば、ロシアの‘フィギュアの伝説’イリーナ・スルツカヤ(2000~2002年)だけが達成している大偉業を追いかけることになる。浅田真央の挑戦は刺激剤にすぎない。
今年2度のキム・ヨナの舞台が終わると国内のフィギュア専門家らはもちろん、海外メディアまでも今シーズンのキム・ヨナの演技について、「死の舞踏」(ショートプログラム)と「シェラザード」(フリープログラム)のすべてで衣装と振り付け、演技がプログラムと完璧に調和した。キム・ヨナは昨シーズンに比べ成熟し余裕を見つけた」と賞賛した。キム・ヨナの長所は‘教科書ジャンプ’と呼ばれる正確なテクニックと精密な表現力だ。専門家らは「手の先と足の先の角度がどのレベルのときに最も美しいか本能的に知っている選手だ」とし、演技力においては世界の舞台で彼女に勝る選手はいないという分析だ。
普通の選手なら競技直後にジャンプシーンを中心にハイライトを見せる中継カメラも、キム・ヨナの競技が終わると表情など演技のシーンをクローズアップして画面を構成する。浅田がトリプルアクセル、トリプルアクセル-ダブル・トゥ・ループなど難易度の高いテクニックを持って出てもキム・ヨナが緊張しない理由だ。キム・ヨナは今回も「浅田に執着しない。私は自分の長所をいかして十分に勝算があるとみている」と自信を示している。
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