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<新刊>「空間が文化コンテンツ」日本テーマ空間探査

『話を売る国、日本』



『話を売る国、日本』
キム・フェギョンほか3人著、未来の窓社
240ページ、1万2000ウォン

日本をコンテンツとストーリーテリングの強国だという。歴史博物館、遊園地、ショッピングモールなどの空間にも「話」を加えるのが好きだという意味だ。日本のペ・ヨンジュンファンが韓国を訪問して『冬のソナタ』の主人公が住んだ春川の裏通りまで訪れることもそんな脈絡からだ。それだけ日本人たちは話のある空間になじんでいる。


韓国外大文化コンテンツ学科大学院出身である4人の著者は徹底的に「文化コンテンツ」の視覚に重点を置いて日本のテーマ空間16カ所を探査した。この本はその探査の記録ながらこれらを詳しく紹介した案内書だ。日本の代表的ゲーム機メーカーである任天堂が伝統の都市京都に建てたゲーム博物館「小倉百人一首の殿堂・時雨殿」もその中の一つだ。ここを訪れた観覧客たちは着物を着た仮想の女性とかるたを楽しんだり、屏風の前に立つと自然に流れ出る歌を聞くことができる。

これ以外にもサンテグジュペリの有名小説『星の王子さま』のキャラクターとエピソードはもちろん彼の人生まで忠実に再現したテグジュペリ星の王子さまミュージアム(箱根)、外食会社である株式会社うかいが建設したガラスの森の話などが興味深く書かれている。



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