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奉俊昊(ポン・ジュノ)監督の新作「母なる証明」(原題:MOTHER)が‘国土巡礼映画’と呼ばれている。済州道(チェジュド)を除く全国を回って撮影しているからだ。 スタッフが移動経路を最小化する努力をしているが、1週間に一度は道境を越えている。
面白いのは、全国で撮影するロケーションの背景がスクリーンでは同じ街として出てくることだ。 「母なる証明」の製作陣は「忠清道(チュンチョンド)で路地を撮影し、全羅道(チョンラド)で路地を抜けた状況を撮影するという形になっている」と説明した。 あるスタッフは「新しい撮影場所に行ってみると、監督がなぜそこへ行こうと言ったのか納得する」と話した。 雰囲気が直前に撮影した場面と絶妙につながる、という説明だ。
奉俊昊監督の‘国土大長征’は今回が初めてではない。 「殺人の追憶」でもほぼ100回近く撮影をし、ソン・ガンホ、キム・サンギョンも驚いていたという。 「母なる証明」も90回以上の撮影が予定されていて、現在30%ほど撮影を終えた状態だ。
殺人の寃罪をこうむった息子のために孤軍奮闘する母の活躍と情を描いた「母なる証明」は来年上半期に公開される。
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