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10月の経常黒字、過去最大の49億ドル

10月の経常収支が4カ月ぶりに黒字となった。それも過去最大でだ。

しかし輸出が好調だったというよりは、国際原油価格の下落により原材料輸入が大幅に減ったことによるものだ。ウォン安で旅行収支も7年ぶりに黒字に転じた。

一方、韓国銀行は先月末に締結した韓米通貨スワップを通じて40億ドルを12月初めに国内に持ち込み、銀行に貸し付けることにした。


韓国銀行が発表した10月の国際収支動向によると、先月の経常収支は49億1000万ドルの黒字を記録した。月間ベースの黒字としては関連統計を取り始めた1980年以降で最大規模となる。

内外の景気減速が本格化し、輸出よりも輸入の鈍化が大きく、商品収支が27億9000万ドルの黒字となった。輸出増加率は前月の27.7%から8.5%に、輸入増加率は45.8%から10.4%に急落した。サービス収支赤字も前月の12億4000万ドルから5000万ドルに大きく縮小した。特にウォン安ドル高が大幅に進み、海外旅行が減ったことで旅行収支で5億ドルの黒字が出た。しかし実物取引と関係なく騰落する外貨を集計した資本収支は255億3000万ドルの純流出を記録した。過去最大規模だ。

このように国内で外貨が海外に流出したことで、韓国銀行は300億ドルが限度の韓米通貨スワップ協定を実際に一部稼動させることにした。韓国銀行は来月2日に国内の銀行を対象に入札を実施し、落札された金額(最大40億ドル)相当を米連邦準備制度委員会(FRB)にウォンで支払いドルを借り入れる予定だ。この資金は外貨貸付形式で国内の銀行に供給される。



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