タイ空港公社(AOT)によると、反政府団体の国民民主主義連帯(PAD)所属のデモ隊は、26日に管制塔の占拠を解除したが、空港では座り込みが続いており、同日午前4時から空港は航空機の離着陸が全面中断に追い込まれた。これによりこの日にバンコクを出発しようとしていた外国人6000人余りが足止めされている。各航空会社によると、韓国人観光客1000人余りも出国できずにいると推定される。ソムチャイ首相は26日午後5時にバンコク・ドンムアン空港に到着したと現地紙ネーションが報じている。しかし首相公邸には戻らず、タイ北部のチェンマイに向かったという。
PADはAOTの交渉提案も拒否しており、空港封鎖は長期化する見通しだ。AOTは同日午後、裁判所にデモ隊の強制排除命令書発布に向けた訴訟を起した。軍実力者のアヌポン陸軍司令官は26日午後、軍首脳部対策会議を終え会見し、「クーデターは政治的混乱の解決にはつながらない」として軍事政変の可能性を否定した。しかし、「政府が下院を解散し新たに総選挙を実施すべきで、デモ隊は空港占拠を終えなくてはならない」と述べた。
PADはAOTの交渉提案も拒否しており、空港封鎖は長期化する見通しだ。AOTは同日午後、裁判所にデモ隊の強制排除命令書発布に向けた訴訟を起した。軍実力者のアヌポン陸軍司令官は26日午後、軍首脳部対策会議を終え会見し、「クーデターは政治的混乱の解決にはつながらない」として軍事政変の可能性を否定した。しかし、「政府が下院を解散し新たに総選挙を実施すべきで、デモ隊は空港占拠を終えなくてはならない」と述べた。
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