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韓国全人口の約5分の1が住み、政治・経済・文化などあらゆるものの中心となっている首都、ソウル。
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そんな「大都会」のイメージとは別に、庶民の暮らしが息づく昔ながらの「下町」は、意外と知られていないソウルのもうひとつの顔。今日はソウルの中心街からバスで約30分、延南(ヨンナム)洞の路地をぶらりと散策してみましょうか。
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佇まいから年季を十分に感じさせるよろず屋さん。長い間町内の生活を支えてきた、今で言う「街のホットステーション」です。日本にも昔こんなお店がたくさんありましたよね。
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視界を少し上にあげると、建物のてっぺんに見えるのは韓国ならではのオクタッパン(屋塔房)。生活感を感じさせる手拭いが、風に揺れる姿を眺めると、なぜだか妙な郷愁に駆られます。
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家と家の隙間から現われたのは、小さな2匹の下町住民。いまだに下町で使われる味噌やキムチを保存する甕(カメ)の上で、冬の陽射しを受けながらゆったりと日向ぼっこ。
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散策の途中で、マッコリ(韓国式どぶろく)屋さんに遭遇。いったいどういう風にマッコリを売るのかと言うと…。
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なんとリヤカーを引きながら鐘を鳴らして、
「さあさあマッコリだよ!!」
ソウルに残るダウンタウンには観光地では出会えない風情と、言葉にできないノスタルジーが未だに息づいています。
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