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<野球>日本、WBC選手選抜めぐり混戦模様

来年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)と関連し、韓国ではコーチ陣の構成に難航する中、日本では選手選抜で混戦模様となっている。

WBC2連覇を狙う日本は最近、投手の岩瀬をはじめ、浅尾、高橋、森野の中日所属選手4人がWBC代表チーム入りを拒否する意向を示し議論が起きている。

原辰徳監督(巨人)が率いる日本のWBC代表コーチ陣が48人の代表候補を発表し、12月15日に暫定ロースター45人に絞り込むことを予告する中、特定チームから集団で参加辞退の意思が表明されたのはこれが初めてだ。


中日は落合博満監督が直接乗り出して選手を擁護した。落合監督は22日、「岩瀬と森野は北京オリンピックに出場後、(代表チームには)行きたくないと言っており、他の2人は故障がある。すべて自分の意志で辞退したものだ」と説明した。

落合監督はまた、「プロ野球選手は球団の社員ではなく個人事業主。故障に対する保障もない状況で理想論を掲げられていちばん困るのは選手だ。みんな出てくれると思ったら大きな間違い」と声を荒げた。

ただ落合監督は、外国人選手のチェン(台湾)と李炳圭(イ・ビョンギュ、韓国)については、「本人が望むなら出ればよい。そうする考えだ」としており、李炳圭の韓国代表チーム入りに問題はないものとみられる。

一方、日本代表チームの候補のうち、北京五輪でノーメダルとなった雪辱を晴らしたいとの意志を燃やす選手もおり対照的だ。大リーグで活躍する松坂(レッドソックス)は22日、AP通信とのインタビューで、「代表チームの要請があれば参加したい。12月からトレーニングを行う計画だけに準備に大きな問題はない」との考えを示した。

また北京五輪に出場したソフトバンクの左腕投手、和田も、「韓国のように日本も総力を上げて準備する必要がある。日本は合宿が前回より1週間早いだけ。公認ボールもどうするのか考えなくてはならない。WBCはリベンジというか、日本人として国と国との戦いに負けたくはない」と闘志を見せた。





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