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バス・タクシーのアイドリングをストップ

市内バスやタクシーが走行中に信号や停留所で停車する際にエンジンが自動で停止する装置が導入される。エンジンのアイドリングを抑制し、燃料費節約と、ばい煙や温室効果ガスの排出を減らすことが目的だ。

環境部とソウル市は23日、今月末から5カ月間にわたり、ソウル・京畿道(キョンギド)・仁川(インチョン)の市内バス・タクシー75台に‘アイドリングストップ装置’を取り付けテスト運行を実施すると明らかにした。テスト運行を通じて事故の危険や乗客の不便などを点検し、問題がないことが確認されれば来年から拡大していく予定だ。

アイドリングストップ装置は、ギアをニュートラルにして5秒以上停止状態が続くとエンジンが停止し、ギアを入れ変えるとスタートするもの。クラッチと速度計などから送られる電子信号を受け自動で作動する。1台当たりの価格は60万ウォン(約3万8500円)程度だ。


ソウル市のチャン・マンス自動車公害チーム長は、「バスに装置を取り付け実験した結果、少なくとも10%の燃料費が節約されることが示された。エンジンを止めて再始動する際に温室効果ガスが出るが、1回平均40秒のアイドリングを減らせることを考えると温室効果ガス削減の効果のほうが大きい」と話す。

チャンチーム長は、「車両が止まるからと無条件でエンジンが止まるのではなく、ギアをニュートラルにし速度計がゼロの状態が5秒以上続くという条件がある。したがって交通渋滞で短時間だけ車が止まってもエンジンは止まらない」

ソウル市はこの装置を製作するメーカー6社をパイロット事業対象に選定し、このうち5社はバス、1社はタクシーを担当するようにした。成果があると判断されれば来年に市内バス500台にアイドリングストップ装置を装着し、2010年以降は8000台のすべての市内バス・マウルバス・タクシーに普及拡大を検討することにした。ソウルのすべての市内バスがこの装置を取り付け燃料費を10%節約すると、年間で300億ウォン相当の節約効果が期待できるとソウル市は説明している。

日本では2003年にアイドリングストップ装置が普及し、現在100万台以上がこの装置を取り付けている。一般消費者がこの装置を付けた車両を購入する場合、日本では政府が装置の価格の半額程度(20万~60万ウォン)を補助している。



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