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対中貿易黒字、3年連続で減少

韓国の対中輸出が減り続けている。一方中国からの輸入は大幅に増えており、対中貿易黒字が減少し続けている。特に両国間の技術格差が縮まり、部品・素材輸出が大幅に減っている。

韓国銀行が20日に発表した「韓中貿易構造の変化と対応策」と題する報告書によると、今年に入り9月までの対中貿易黒字は131億ドルで、昨年の同じ期間の137億ドルに比べ減少した。年間ベースでは昨年の190億ドルよりも減る見通しだ。その場合、対中貿易黒字は2006年の209億ドルをピークに3年連続で減少することになる。

韓国銀行国際貿易チームのチョン・グァンミョン課長は、「2003年以降、中国が韓国の最大貿易国に浮上し、対中貿易黒字が韓国の経常収支黒字に大きく寄与した。しかし時が過ぎるほどに貿易黒字の規模が小さくなる可能性がある」と話す。


貿易黒字が減っているのは、一時40%を超えていた対中輸出増加率が最近は10%台に鈍化しているのに対し、輸入増加率が30%近くの高い伸びを続けているためだ。特に韓国が対中部品・素材輸出国から輸入国に立場が変わる兆しも現れている。

韓国銀行は、「韓日中の分業体制で韓国の位置が揺さぶられる可能性があるだけに備えが必要だ」とし、▽中国の産業高度化に合わせた新たな輸出品目の開発▽中国の国内市場開拓に向けたマーケティング戦略--などを提案した。



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