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「ソマリアの若者層、海賊が本業に」



ソマリア海賊による船舶拉致が目立って増えている。

ここ2週間で9隻の船舶が襲われた。15日、サウジアラビアの超大型石油タンカーが拉致されたのに続き、18日にもタイ漁船とイラン・ギリシア荷船が次々襲われている。


米国など西側軍艦が海賊被害の多いアデン湾隣近で巡察活動を強化しているが、海賊たちはこれをあざ笑うかのように活動を続けている。

専門家たちは17年間の内戦と経済難に苦しんでいるソマリアの国内状況の改善なしには海賊活動を根を絶つことは不可能だと指摘している。

◆海賊たちは誰=ソマリアに駆逐艦派遣を推進中の韓国軍政府によるとソマリア海賊は1000人と推算される。主にソマリア北部自治地域「プントランド」出身だ。イギリスBBC放送によると拉致犯らは経済的に苦しいはずのソマリアでは珍しく豪華生活を営んでいる。彼らは船舶解放の対価として船の規模と船員数により1万~200万ドルを受け取っている。

海賊たちは大部分が20~35歳ぐらいの若者だ。現地住民たちは「若者たちの間で海賊行為が流行していたが、とうとう本業になった」と伝えた。

◆17年の内戦と貧困が原因=海賊は無政府状態と貧困の産物だ。ソマリアでは1991年、22年を統治した軍事独裁者モハメド・シアド・バーレ政権崩壊後、イスラム軍閥が乱立、内戦が続いている。2004年国連支援で就いたアブドラヒ・ユスフ臨時政府大統領も政局を安定させることができない。17年間続いた内戦で経済も悪化し、1人当たりの国内総生産(GDP)が600ドルにすぎない最貧国に転落した。

ある西側外交官は「問題は海ではなく生活基盤の崩れた陸地にある」と指摘する。内陸での内戦と貧困が若者たちを海賊に追いやっているというのだ。



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