|
歌謡界に「円高」の火の粉が飛んだ。
景気低迷によって歌謡界全般には暗雲が垂ちこめたが、為替レートによって泣き笑いする歌手たちの状況はさまざまだ。
キム・ジャンフンはウォン安に泣かされている。来月6日、忠南保寧(チュンナム・ポリョン)を皮切りに年末コンサート「ショーキングの帰還」を行うキム・ジャンフンは、ウォン安による公演装備価格の上昇に喘いでいる。
公演企画を担当するハヌルソエンターテイメントは「当初メインステージ制作費を3億ウォン前後と策定していたが、ウォン安で現在5~6千万ウォン以上価格が上がった」と説明した。キム・ジャンフンは「企業で発生するウォン安を実感している。話に聞いていた核心技術と部品素材の開発がどうして必要なのかつくづく感じた」とし「今後、公演技術を開発、そのシステムが輸出される日を期待する」と伝えた。
「韓流型」歌手たちはウォン安に笑っている。
サードアルバム『君だから』を発表したSHINHWAのメンバーシン・ヘソンは、8日、中国上海で単独公演を成功させ、11月26日には大阪、28日は名古屋、30日には東京で単独コンサートを行う。
所属事務所のグッドイーエムジーは「中国公演はウォンで出演料をもらったが、日本公演の場合には円で出演料をもらうことにした。昨年は100円が800ウォン台だったが、今は1400ウォン台になって利益がかなり大きい」と伝えた。
日本でコンサートをするリュ・シウォンの収益もやや上向きだ。今年18都市で計30回のツアーを行ったリュ・シウォンは、12月24日のクリスマスイブには東京ドームで2回の単独コンサートを行う。10万人ほどの観客動員が予想されている。
リュ・シウォンの所属事務所であるアルスカンパニーは「全国ツアーコンサート出演料は円で支払ってもらい、東京ドームコンサートの出演料と収益配分も円で受けとる。芸能界が景気の低迷で大変な状況だが、我々は海外で収益を得られてややましな方」と説明した。
この記事を読んで…