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言葉だけのウェルビーイング…3人に1人が肥満/健康調査

ウェルビーイング(well-being)と健康についての関心が高まったものの、体を動かす運動をする人は日増しに減っている。会社の仕事などに追われる生活の上、各種の便宜施設が増えることにより、体を動かせる余地が減っているからだ。

◇韓国人の半分、ウオーキングもせず=保健福祉家族部が17日に発表した「2007年の国民健康栄養調査」によると、19歳以上のうち、1回当たり30分ずつ、週に5日以上ウオーキングをした人は45.7%と、01年(75.6%)に比べ29.9%減った。

心拍数がやや高くなり、多少きつく感じる「中等度の身体活動」(1回30分以上、週5日以上)を行った人も05年18.7%から昨年9.9%に減少した。体がかなりきついと感じ、心拍数が大きく上がる「激しい身体活動」(1回20分以上、週3日以上)を行った人も15.2%(05年)から13.2%(07年)に減った。


疾病管理本部の金栄沢(キム・ヨンテク)慢性病調査チーム長は「激しい身体活動よりウオーキングの減少幅が拡大したのは、日常的な動きが減ったのを意味する」とし「エレベーター、テレビ会議システムなど各種の便宜施設とサービスの利用が増えたのと密接な関係がある」と指摘した。

韓国人は大半の栄養素を推奨する摂取量によって摂取しているが、必須営養素のカルシウムとカリウムは推奨基準の半分をやや上回る量だけ摂取していることが分かった。ナトリウムは推奨基準の3倍以上を摂取している。

◇3人に1人が肥満、慢性疾患も増加=身体活動が減り食習慣は西欧化するにつれ、成人(19歳以上)3人に1人が肥満者であることが分かった。昨年の肥満者は31.7%と、10年間で5.7%増加した。同じ期間に「高度肥満」も2.3%から4.1%に増えた。

肥満に関係する患者も増えた。糖尿病は01年8.6%から昨年9.5%に増加した。高脂血症(血液中に悪い脂肪が多くなる疾患)も増加傾向にある。高コレステロール血症(血清中のコレステロール濃度が増加した病的状態)の患者は05年8.1%から昨年10.8%に増えた。

「良いコレステロール」のHDL(高比重リポタンパク質)が基準値を下回る症状を示す低コレステロール血症の患者は、98年22.2%から昨年47.6%と、2倍以上急増した。喫煙と関連がある慢性閉鎖性肺疾患(気管支炎、ぜん息など)の人は6人に1人(15.7%)だった。65歳以上は3人に1人(34.4%)がこの病気に苦しんでいる。

◇国民健康栄養調査=国民の健康と栄養に関し、国家レベルで行う統計調査で、健康に関するアンケート調査、検診、栄養調査で構成される。第1期(98年)、第2期(01年)、第3期(05年)に続き、第4期(07~09年)調査が行われている。第4期からは標本を3倍(3万人)に増やし、毎年調べた結果を発表する。第4期の結果は今回初めて発表された。



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