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<野球>優勝に自信見せたSK、決勝にも行けず…アジアシリーズ

 アジアチャンピオンを狙っていたSKワイバーンズの夢が消えた。 今季の韓国プロ野球チャンピオンSKが15日、日本東京ドームで行われた2008アジアシリーズ第3戦で一枚下の統一ライオンズ(台湾)に4-10で大敗した。

SKは2勝1敗で統一、西武ライオンズ(日本)と並んだが、失点率(3試合の総失点をイニング数で割った数値)で3位となり、決勝に進出できなかった。 16日に行われた決勝戦では西武が統一に1-0で勝ち、優勝した。

◇徹底的な戦力分析も…


SKは第1戦で西武を4-3で降した。 当時、金星根(キム・ソングン)SK監督は「西武の左翼手・栗山の送球が良くないため、左翼方向に打って攻撃した」と話した。 SKは左前ヒット、左越本塁打で西武を破った。この話を聞いた日本取材陣は驚きを隠せなかった。

しかし統一戦では違った。 統一の弱点は外野の守備だったが、SK打線は外野方向に打てずに崩れた。 むしろ統一がSKの弱点を攻撃した。 統一の呂文生監督は「韓国シリーズ第に戦力分析チームを派遣し、SKの投手陣を研究した」と話した。 統一は昨年、SK先発のチェ・ビョンヨンに封じ込まれコールドゲームで敗れたが、今年はチェ・ビョンヨンから5点を奪って勝機を握った。

◇SKの失敗が与えた‘WBCの教訓’

SKの強みは厚みのあるブルペンと集中力のある打線。 しかし統一戦では8人の投手が登板しながら本塁打4発を浴びた。 SK打線は得点のチャンスに打てず、併殺を4度も記録した。 統一は変則作戦でSKを崩した。 予定に反してブルペン投手の林岳平が先発で登板し、決勝戦の先発マルチネスでゲームを締めくくった。

SKの失敗は来年3月に日本で開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の野球代表チームにも教訓を与えた。 韓国は来年3月、WBC地域予選A組の台湾と第1戦を行う。 WBCもアジアシリーズと同じく勝率が同じ場合、失点率が少ないチームが有利であるため、台湾打線を相手に大量失点すれば危うくなる。 さらに韓国が‘まだ台湾より一枚上’という考えで相手チーム分析をないがしろにすれば、また恥をかく可能性もある。 



【ニュース特集】2008アジアシリーズ

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