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白菜の豊作でキムチ売れず

白菜の豊作で包装キムチが売れなくなっている。中国製食品に有害物質「メラミン」が混入していた問題による食への不信もキムチ業界の重荷となっている。

主要大型マートでは下半期に入ってキムチの販売が激減した。今年1-3月までEマートの場合、包装キムチの1カ月の販売高は前年同期比で13-18%増だった。売上の減少が始まったのは6月から。特にメラミン問題が浮上した9月にはキムチの販売高が17%も減った。10月(-13%)と11月上旬(-20%)の販売高も大幅に落ち込んだ。

半面、11月の白菜の販売高は8%増えた。Eマートのキム・ユンソプ課長は「白菜の価格が高騰していた昨年は、包装キムチが食材調達費用よりはるかに安かったため、キムジャン(冬季に備えて大量にキムチを漬けること)をしない家庭が多かった。今年は家庭でキムチを漬けて食べるという消費者が増えたみられる」と説明した。


キムチ専門業者の漢城(ハンソン)食品は自社のショッピングモール「漢城モール」で、来月12日まで各種の包装キムチを15%割引で販売する。10キロ=3万7000ウォン(約2500円)だったキムチの価格が3万2000ウォンに引き下げられた。同社のユン・クァンベチーム長は「キムチの価格は市中の白菜の価格に影響されないが、キムチ材料の値段が安くなり過ぎたので割引イベントを行うほかなかった」と説明した。

CJ第一製糖(チェイルジェダン)の「ハ・ソンジョン・キムチ」はキムチを家庭で漬ける消費者を攻略する方針を決めた。塩に漬けた白菜と消費者の好みに合わせて作ったキムチの薬味を別途で包装した「DIYセット」を販売している。CJ第一製糖のパク・ウニョン・マーケティング部長は「キムチの材料をすべて準備するのは負担になり、包装されたキムチも信頼できないという消費者をターゲットにセット商品を企画した」と説明した。



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