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‘フィギュアのクイーン’金妍兒(キム・ヨナ、18、軍浦スリ高)は名実ともに‘第一人者’になれるのか。
同年齢のライバルで世界ランキング1位の浅田真央(日本)は16日(韓国時間)、フランス・パリで行われた08-09国際スケート連盟(ISU)フィギュアグランプリ第4戦でミスを連発し、総合2位に終わった。
ショート(58.12点)、フリー(109.47点)の合計が167.59点で、180.73点のジョアニー・ロシェット(カナダ)が優勝した。自己最高点(199.52点)も大きく下回った。
◇金妍兒と浅田のプログラム
死の舞踏(ショート)とシェヘラザード(フリー)を背景曲に選択した金妍兒は、トリプルフリップ-トリプルトゥループ(基本点9.50)、トリプルロッツ-ダブルトゥループ-ダブルループ(8.80)のコンビネーションジャンプを活用し、基本点を高める。
第3戦でトリプルフリップ-トリプルトゥループジャンプで釈然としないエッジ判定を受け、フリーでも着地ミスがあったが、残りのジャンプを次のジャンプにつなげる余裕ある姿も見せた。
浅田はトリプルフリップ-トリプルループジャンプ(10.5)とトリプルアクセル(8.20)が主な武器。しかし今回、二つのジャンプをともにミスした。コムビネーションジャンプでは2回目のループジャンプをシングル処理し、トリプルアクセルは回転数不足で減点された。トリプルサルコージャンプでも転倒するなどほとんどのジャンプで軸が揺れ、高さも昨シーズンには及ばなかった。
◇金妍兒が‘フィギュアクイーン’に?
グランプリシリーズ(第1-6戦)の女子シングル第1・3戦で優勝した金妍兒のライバルは見られなかった。第2・4戦で優勝したロシェットも点数では金妍兒を大きな差がある。
今シーズン合計で190点を超えた選手は金妍兒が唯一。浅田と安藤美姫(日本)も振るわず、金妍兒のグランプリファイナル、世界選手権の同時制覇の可能性も高まった。
金妍兒は2年連続でグランプリ舞台を制したが、けがのため世界選手権の頂点には立つことができなかった。両大会で優勝した場合、世界ランキング1位も自然についてくる。
【ニュース特集】‘フィギュアの妖精’ キム・ヨナ
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