李大統領は、「韓国は90年代末に通貨危機を経験した。当時は保護主義により問題を解決しようと主張した人も多かった。しかし規制改革と市場開放を通じて金融危機を克服し、短期間に経済を回復させた」と振り返った。また1930年代の大恐慌を例に挙げ、「各国が先を争って貿易障壁を作り貿易と消費を冷え込ませた結果、世界経済の低迷がより悪化し10年余りも続いた。こうした近隣窮乏化政策を繰り返してはならない」と強調した。
李大統領は全体会議の冒頭発言を通じ、国際金融危機克服に向けた‘4大構想7大提案’を提示した。
4大構想は、▽保護主義拡散反対▽実体経済回復に向けた国際協調▽新興国に対する金融支援拡大▽国際金融改善議論に対する新興国の参与保障--が骨子だ。これを実現するため、国際通貨基金(IMF)の新興国に対する短期流動性支援制度(SLF)、IMFの財源拡充など7大提案をおこなった。
李大統領は記者らに対し、「IMFのストロスカーン専務理事が、‘韓国のような国がIMFの資金(SLF)を借り入れてくれればIMFのイメージを変えられる。条件なしで使用してくれるとよい’との話をしたが、金を借り入れて使えばよくない誤解を受けかねず、借りていない」と明らかにした。李東官報道官は、「IMFがわれわれに無条件で資金を使えというのは、韓国の信用がそれだけよいということを示すもの」としながらも、「われわれが資金を借り入れたり、そうする考えはない」と述べた。
IMFが資金使用を要請、「誤解受ける」李大統領は拒否(1)
李大統領は全体会議の冒頭発言を通じ、国際金融危機克服に向けた‘4大構想7大提案’を提示した。
4大構想は、▽保護主義拡散反対▽実体経済回復に向けた国際協調▽新興国に対する金融支援拡大▽国際金融改善議論に対する新興国の参与保障--が骨子だ。これを実現するため、国際通貨基金(IMF)の新興国に対する短期流動性支援制度(SLF)、IMFの財源拡充など7大提案をおこなった。
李大統領は記者らに対し、「IMFのストロスカーン専務理事が、‘韓国のような国がIMFの資金(SLF)を借り入れてくれればIMFのイメージを変えられる。条件なしで使用してくれるとよい’との話をしたが、金を借り入れて使えばよくない誤解を受けかねず、借りていない」と明らかにした。李東官報道官は、「IMFがわれわれに無条件で資金を使えというのは、韓国の信用がそれだけよいということを示すもの」としながらも、「われわれが資金を借り入れたり、そうする考えはない」と述べた。
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