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「韓国対北支援、北朝鮮どう受け止めるか」(2)

李大統領は最近、ある側近が「あのように行動する北朝鮮を5年間放っておけるか」と融和策を建議すると「もう少し様子をみろ。今できることとして何があるのか」と話したという。これといった策がないわけだ。そのためこれら専門家の間では「李大統領は就任1年目までは北朝鮮の態度を黙って見守る」「来年初めごろ対北政策ラインを整備し、金剛山観光再開や民間団体の対北ビラ散布問題などをめぐり一括対話に出る」と もいわれている。

統一部もこうした青瓦台の気流を把握しているものとみられる。ある当局者は「北朝鮮が極烈な表現で大統領をずっと誹謗し続けているが、これでは解決するものもしない」と述べた。

この日、政府が与えると発表した対北装備・資材は本来31億ウォン分だった。政府は北朝鮮の要求によって金額をもっと増やすこともできると示唆した。政府はまた北朝鮮を極度に刺激した対北「ビラ」散布も可能な手段を動員して自制させる方針だということだ。しかし北朝鮮がこれを誠意ある措置として受け入れるかは依然として不確実だ。北朝鮮が全面に掲げた6・15宣言、10・4宣言の履行に対する確答を与えたものではないからだ。また北朝鮮はオバマ政権発足以後に造成される新たな韓半島局面で機先を制するために対南危機指数を高めるだろうという観測も多い。10年間の南北関係再調整を明らかにした現政府も2つの宣言の履行にこだわっている北朝鮮を説得する反転カードがみつからず、南北関係はしばらく冷却局面を脱却しにくい見通しだ。

「韓国対北支援、北朝鮮どう受け止めるか」(1)

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