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「韓国対北支援、北朝鮮どう受け止めるか」(1)

9カ月ぶりに南北関係で最大の危機にあった政府が13日、北朝鮮軍部を穏やかにさせようというカードを取り出した。

これまで北朝鮮軍部が要求してきた軍の通信線資材・装備を条件なしに与えるから、時間・場所を知らせてほしいと伝えた。北朝鮮が板門店の南北ホットラインを切って軍事境界線通行制限、遮断を予告したのに対する初の対応策だ。

ここにはまず現在、韓国叩きの先鋒役をしている北朝鮮軍部の要求を聞き入れて状況悪化を阻み、対話のきっかけを用意しようという意味が盛り込まれている。軍の通信線資材提供はもとをたどれば昨年の10・4宣言が根拠だ。当時「通行・通信・通関問題を含む諸般の制度的保障措置を迅速に完備する」という宣言5項目によってその年12月、南北軍政府間「通信現代化のための資材・装備提供」が合意されている。したがって公開的には話をしないが、政府の本音には10・4 宣言を尊重するという精神によって実務約束を履行するという対北メッセージも込められている。


柳明桓(ユ・ミョンファン)外交部長官が国会で対北ファクスをめぐり「これまで南北間で保留とされた3通(通行・通信・通関)問題に対する前向きな立場を発表する」と強調したこともこのような背景が根底にあるからとみられる。

しかし政府の対応が北朝鮮に対する白旗宣言ではない。李明博大統領の対北政策ブレーンはこの日「大統領は今回の事態に関し、今後も何の反応を示さない」と言及した。数年間、李大統領の諮問を務めてきた専門家グループは「現在、状況が北朝鮮政府を穏やかにさせようという試みであるという点を大統領がよく分かっている」と述べた。これらは特に「李大統領は金剛山観光客死亡事件や北朝鮮メディアの極烈な大統領誹謗を“非核・開放3000”に要約される現政府の対北政策を無力化しようとする意図的措置と見ている」と伝えた。



「韓国対北支援、北朝鮮どう受け止めるか」(2)

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